このことをパフィオで考察してみよう。
 なぜパフィオにナンプ病が問題になるのか???

  昭和30年代までのパフィオ栽培は「生きた水ゴケ」で栽培していた。
  この生きている水ゴケ。
  これを採取する場所は、水ゴケの自生地である湿地。
  ここでは、水ゴケの上に、松葉、広葉樹などの枯れ葉が舞い落ちている!
  高山の湿地帯でもイネ科植物などの枯れ葉が毎年堆積する。
  こういうエリアにも枯れ葉をエサにする材木腐朽菌がいる!
  パフィオ栽培は・・・この微生物が浄化する清潔な生きた水ゴケで行われていたのである。
  肥料も与えなくとも素晴らしい生育をした。
  親鉢に種を蒔けば発芽したのである。

  この日本国産の生きた水ゴケも、昭和30年代の後半に、
  愛知県で観葉植物、アナナスの大栽培が始まると、この国産の水ゴケで栽培したから、
  数年でなくなったのである。
  それでも、宇井清太もCymbidiumのメリクロンを行って1000万本の苗を生産したが、
  昭和50年頃までは、どうにか国産の水ゴケが手に入った。
  この国産の水ゴケでフラスコ出しすると、肥料を与えなくとも簡単に順化し、生育したのである。
  いよいよ国産の水ゴケがなくなると・・・人造水ゴケなるものが開発された。
  ニュージーランドからの水ゴケも輸入されるようになった。
  ところが、植えてみると、国産の水ゴケと輸入水ゴケではまるで異なるのである。
  フラスコ出しが・・・・無造作というわけにはいかないのである。
  水ゴケの成分が全く異なる。
  今から考えると、枯れ落ち葉の炭素循環がないのである。
  横道にそれた・・・。


 こういうことで、現在のパフィオ栽培は、
 輸入水ゴケ、バーク、軽石、杉皮、ヤシ皮繊維、礫・・・・など
 ラン菌のいない・・・つまり炭素循環のないコンポストに肥料を与えて栽培している。
 その結果は、前記したように、鉢内は不潔な状態で、しかも悪玉菌のナンプ菌が
 はびこるようになっている。
 老廃物は蓄積している。
 バルブの持たないパフィオは、キャベツみたいな状態である。
 棚を作って栽培しても、ラン菌による浄化がないから、問題が起こるのである。


  
水ゴケ、バーク、洗浄された軽石・・・・。
ラン栽培の多くの皆さんが、このコンポストを清潔だと思っている。
トンでもない思い違い、間違いである!
浄化作用の欠落した最も不潔になるコンポストである。
別な言葉では、完全に無菌を清潔というなら、そこは「死の世界」である。
生物が生きていない死のエリアである。
ランの無菌培養のフラスコの中。
しかし、実際の栽培の鉢をフラスコ内のような無菌状態にしつづけることは不可能である。
栽培している間に肥料を与える。
そうすると、この養分環境に適応した微生物のみ繁殖することになる。
ランの自生地とは全然異なった微生物が棲息するエリアになる。
そういうことで、浄化機構がない鉢内環境になる。
栽培期間が長くなるほど、この状態は酷くなる。
ラン栽培で、2,3年後、根腐れ、作落ち、病害の発生が多くなるのは、
鉢内に自然界の浄化作用が欠落するからである。
ランはラン菌と共生する菌根植物。
自生地におけるランの生息地では、ラン菌が環境を浄化しているのである。
ラン菌は材木腐朽菌。
この菌はダイオキシンをも分解する能力を具備している。
この講座では、ラン菌(材木腐朽菌)光合成の炭素循環を主題にしているが、
材木腐朽菌のもう一つの作用に、この環境の浄化・・・・
植物に害をもたらす物質の分解、病害菌の繁殖を抑えるという重要な作用がある。


ランの自生地。
何百年、何千年にわたって構築された枯れ落ち葉の微生物の世界。
そこには地球の浄化作用が構築されている。
山の谷川の水は清らかなのである。
枯れ落ち葉から染み出る水は微生物によって浄化されている。

水ゴケ、バーク、軽石には、この浄化作用が削除、欠落した用土である。
枯れ落ち葉がもたらす豊かな微生物による浄化作用がない。
人間の消化器官に多くの善玉菌が生息しているから健康を保持できる。
女性の生殖器にも乳酸菌を棲息させているから・・・浄化され・・・
無垢の子供が生まれてくる!
清潔に保つには、自然界では微生物の力を借りて行っている。


このことをラン栽培では削除されている。
ラン菌さえも棲息しない・・・清潔な水ゴケ、バーク、軽石・・・などで植える。
神経質な人は加熱殺菌まで行って植え込む。
更に、マンションでのラン栽培では、ラン以外は、みなランの敵である。
ミミズ一匹、蟻一匹でもランは枯れる、ランに害があると思う人も居る。
しかし、そういう人のランの鉢内は最も不潔なのである。
必ず、そういう人は無機の化学肥料を与えて栽培しているからである。
硝酸態窒素の投与。
ナンプ菌が大繁殖している。
この菌の繁殖を抑止する善玉菌がいないからである。
更に、ランが排出する老廃物質。
これを分解する菌がいないから、鉢内にはランに害を及ぼす老廃物質が蓄積する!
ここまで書けば、ラン菌の生息しないコンポストが、いかに不潔極まりないものか理解出来よう。
これまでは、この老廃物質を除去するのに、
充分な潅水を行なって鉢底から流す・・・ということが行われて来た。
これで、果たして流失、排除させることが出来るのか?
否である。
なぜなら、ランのコンポストは水ゴケ、バーク、軽石、その他のものでも、
多孔質の保水性に富むものである。
スポンジ状の構造をもったものである。
この孔に入ったものは、簡単には抜けない!
スポンジに石鹸を含ませれば、10回も濯ぐないと石鹸の泡はなくならない!
ウオータースペースに水を注ぐような潅水では、この老廃物質を削除できない。
したがって、3年も栽培した鉢内は、不潔極まりない状態になっている!


更に、カトレアなどの着生ランでは半年も乾燥させる。
夏に施した肥料・・・硝酸態窒素が硝酸塩になる。
鉢内の砂漠化である!
今、砂漠化で問題になっている地表に塩が結晶するのと同じになる。


以上が、現在のラン栽培に実情である。
いかに、ランの自生地と異なる悪条件下ラン栽培を行っているか理解出来よう。
清潔に見える水ゴケ栽培が、実は最も不潔なのである。


ミス、ニュニバースお美女の美しいプロポーションも、
実は彼女の消化器官内に棲む善玉の微生物が作ったものである。
だから、悪玉のピロリン菌を発見した人がノーベル賞に輝いた!

美しいランの花も、実は、ラン菌がもたらした美なのである。
なぜなら、蘭展で最高賞い輝いた鉢も、その後見る影もない株になる。
ラン菌のいない・・・浄化のない鉢では、美貌、健康を維持継続できないからである!
一発勝負の賞獲得に過ぎない。
夢幻に過ぎない儚さである。

健康なラン栽培するには、鉢に自生地の浄化機構を構築しなければならない。
SUGOI-neならカンペキに出来る。
宇井清太が新発見したラン菌が棲息して浄化するからである。

だから、SUGOI-ne栽培では、
ランを作る以前に、ラン菌が生育繁殖出来る状態にする勉強が不可欠である。
ラン菌を上手く働かせられる人が、最高の生育になる!
継続する元気。
これこそSUGOI-ne栽培である。







  最も不潔なのは
  水ゴケ、バーク、軽石・・・植えの鉢である


             大きな思い違い
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kouza 20aa